漫湖日和3

ラムサール条約登録湿地「漫湖」について、生き物や歴史、センターの活動など紹介します。 ※ブログ内のすべての画像及び動画の無断転載・無断使用を禁止します。
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6/22 漫湖チュラカーギ作戦38!!

沖縄は梅雨が明けてから連日、あっついですね!
そんな暑い日差しの中、毎年恒例の清掃イベント「漫湖チュラカーギ作戦38」が開催されました。

漫湖チュラカーギ作戦38

地域の皆さんをはじめ、大人からこどもまでたくさんの方々が駆けつけてくれました。感謝感謝!
38回目の開催となる今回のチュラカーギ作戦ですが、実は今回初めての試みが。
これまでゴミ拾いをしていた場所は、地域のボランティアの皆さんによる日々の清掃活動のおかげでゴミがだいぶ減ってきました(ありがとうございます!)。
なので今回は!みんなで干潟に埋まったゴミを拾いましょうということになったのです。

チュラカーギ参加者のこども達

言うは易く行うは難し。泥干潟でゴミを拾うのは、実はとっっっても大変です。
泥に足をとられつつ重たいゴミを運ぶ…そして日陰のない干潟で容赦なく照り付ける日差し。
安全に活動するため細心の注意を払いながら、みんなで協力して干潟をきれいにします。

干潟に下りる前に場所と注意事項を確認。安全第一!
テラスでオリエンテーション

さあ始めるぞ!それぞれの活動エリアへ。
チュラカーギ作戦開始!

漫湖の近くに住んではいても、干潟に入ったことがない人がほとんどではないでしょうか。干潟での活動になれながら、少しずつゴミを拾っていきます。
干潟を歩くのって大変

遠目には目立たないだけで、干潟にはたくさんのゴミが埋まっています。これはビニール袋かな?
干潟に埋まっているゴミ

清掃活動にあわせて、マングローブの稚樹抜きも行っています。漫湖の自然環境を構成する一つの要素として重要なマングローブですが、干潟環境の多様性を維持するため、増えすぎないよう取り組んでいます。色んな環境があることが、色んな生き物たちが生きていくために必要なのです。
マングローブ稚樹抜き隊

泥で重くなった稚樹を運ぶのがこれまた大変。なるべくボードに載せて水路で運びます。
マングローブの稚樹

こちらは木道入口周辺のゴミ拾いチーム。
木道周辺ゴミ拾いチーム

先日の大雨で大量の土砂や草木が流れ込んできた場所。土砂に混じったゴミや草木にひっかかったゴミが目立ちます。
大雨で流されてきた草木とゴミ

ここに流れている水は街なかで降った雨。雨と一緒に色んなものが流れてきます。
土砂に埋もれたごみを発掘

こちらは漫湖公園(漫湖南岸)のゴミ拾いチーム。この辺にお住いのカニさん達、ちょっとお邪魔しますよ~
漫湖公園ゴミ拾いチーム

地域の清掃ボランティアの皆さんのおかげで大きなゴミは目立たなくなりましたが、見つけにくい小さなゴミがたくさん。地味で大変な作業かもしれないけど、みんなとやれば楽しくなるよね。
みんなで拾おう

そんなこんなであっという間にゴミ拾い終了の時間。
初めての干潟におりてのゴミ拾いでちょっとドキドキでしたが、事故や怪我等もなく無事終了することができました。
また、今までなかなかとることのできなかった干潟に埋もれたゴミを回収することができて、本当に良かったです。
そしてなにより、参加者の皆さんが干潟という場所を実際に体験し、そこに暮らす生き物たちと触れ合えたということがとても大事なことだったと思います。
実体験を通して生まれる「楽しい」「おもしろい」「好き!」という気持ちが、漫湖の自然をこれからも守っていくことにつながるのではないでしょうか。

回収されたゴミ

というわけで、今年のチュラカーギ作戦は無事終了いたしました。
皆さんありがとうございました。そして本当にお疲れ様でした!

6/22 漫湖チュラカーギ作戦38!!


おまけ
ゴミを拾った後に干潟に、クロツラヘラサギがエサを食べに来ていましたよ。


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