漫湖湿地祭り2023【午前の部】

漫湖水鳥スタッフ

2024年02月11日 16:27

2月2日は何の日か知っていますか?
答えは「世界湿地の日」
湿地に親しみ、湿地の大切さを知ろう!ということで、1971年2月2日に湿地保全に関する条約「ラムサール条約」ができたことを記念して定められました。
漫湖水鳥・湿地センターでは、毎年この湿地の日にあわせて「漫湖湿地祭り」を開催しています。
特に今年はセンター開館20周年、そして漫湖のシンボルでもあるクロツラヘラサギが「豊見城市の鳥」に制定されて1周年を記念した、特別プログラムで開催しました!
というわけで、2/4(日)に開催した「漫湖湿地祭り2023」の様子を2回に分けてご報告します。


地域の皆さんがたくさん遊びに来てくれました!この日は2月とは思えないくらいめちゃくちゃ暑かった…

午前中は式典がありました。
最初は感謝状贈呈式。実はセンターでは1年ほど前から「沖縄の美しい海の豊かさを支える湿地の保全のために」と、那覇市内にある「沖縄逸の彩(ひので)ホテル」様から寄付金を頂いています。
沖縄逸の彩ホテルには連泊中の清掃を簡素化することでCO2削減に取り組む「連泊エコプラン」があります。

沖縄逸の彩ホテル SDGsの取り組みについて エコ清掃
https://hinode-h.com/okinawa/sdgs/

このプランを選択することで不要となった清掃代を、漫湖の湿地保全のために、と定期的にご寄付を頂いているのです。
今回はその取り組みとご寄付への感謝をお伝えしたくて、感謝状と記念品を贈らせて頂きました。


中央が沖縄逸の彩ホテルの支配人とアシスタントマネージャーのお二人。両サイドはセンター役員の皆様で、左から比嘉 統括官(沖縄県)、徳元 豊見城市長、知念 那覇市長、北橋 所長(環境省)です。

記念品は漫湖のマングローブ(メヒルギ)で作ったペンとしおりを3セットお贈りさせて頂きました。
センターでは地域の作家さんや大学等と連携して、保全活動の中で一部伐採されたマングローブを資源として有効活用する方法を模索しており、今回の記念品もその取り組みの中でできたもののひとつです。
これからもセンターは漫湖の湿地保全に向けた様々な活動に取り組んでまいります!
沖縄逸の彩ホテル様、そして寄付に賛同して下さった宿泊客の皆様、本当に有難うございました。


実際にお渡ししたものは写真を撮り忘れてしまいましたが、マングローブのペンとしおりはこんな感じです。
「ホテルのフロントでぜひ使ってください」とお渡ししたので、ペンが気になる方はぜひ沖縄逸の彩ホテルへ!
しおりは数量限定ですが、センターの頒布品として手に取ることができますよ(※協力金1,500円。現在準備中!)


さて、感謝状贈呈式の後は漫湖みんなでミュージアム2023表彰式です。
今年はこれまでの「絵画部門」「写真部門」に加え、作文部門をリニューアルした「はがき作文部門」、そして新しく創設した「工作部門」の4部門で、合計554点の応募がありました。


絵画部門。幼児から中学生まで、毎年たくさんの作品が集まる部門です。今年も見ごたえある作品ばかり!


はがき作文部門。「はがき」作文となったことで、誰かに伝えたいメッセージ性のある作品が多く集まったように感じます。


写真部門。カメラがない子も応募できるよう、センターでカメラの貸し出しもしてました。子どもたちの眼差しを映す作品たち。


工作部門。コロナ禍に始めた「おうち工作部門」が今回から審査ありの部門に格上げ。創意工夫あふれる渾身の作品ばかり!

漫湖みんなでミュージアムでは、それぞれの部門、そして学年(幼児の部、小学校低学年の部・高学年の部、中学生の部)ごとに「湿地大好き賞」「いきもの大好き賞」「ユニーク賞」」「未来キタイ賞」の4種類の賞が選ばれます。
本当は受賞した子ども達全員を表彰したいのですが、時間や場所が限られるため、式典には「湿地大好き賞」と「いきもの大好き賞」の受賞児童の皆さんに来て頂きました。


名前を呼ばれて賞状を受け取る子ども達。かしこまった空気でちょっと緊張気味の子も。絵画部門の表彰を務めて
くださった徳元市長が、さわやかな笑顔で和ませてくださいました。


10年以上前から開催している漫湖みんなでミュージアムとその表彰式。
ですがなんと今年から!「湿地大好き賞」と「いきもの大好き賞」の受賞作品の中から、更に
「漫湖みんなでミュージアム大賞」が選ばれることになったのです!!
大賞は表彰式の場ではじめて発表されるので、みんなドキドキ…!


はがき作文部門の大賞を発表する知念市長。受賞者には賞状とは別に、特別なプレゼントが…!

表彰が終わった後は、ちょっと休憩をはさんで、審査員の先生方からの講評タイム。
長年漫湖みんなでミュージアムに関わってくださっている先生方から、この作品のこんなところが良かったよ、とか、こうするともっといいかも!などなど、色々なコメントを頂きました。


写真部門の講評をする写真家の今泉先生。作品の講評だけでなく、普段の写真家としてのお仕事の中で、どんな
ことを考えどのように写真を撮っているのか、といったこと等もお話ししてくださいました。

最後はみんなで記念写真。受賞児童の皆さんおめでとうございます!
そして作品を応募して下さった皆さんも、本当にありがとうございました!


みんな素敵な笑顔。これからも自然に親しみ、いきものを大切にする心を持ち続けてくださいね。

ちなみに今年の受賞作品は、今月25日までセンター2階で展示していますよ。
受賞者とそのご家族の皆さんも、そうでない皆さんも、子ども達の素晴らしい作品をぜひ見に来てください!



以上、漫湖湿地祭り2023 午前の部でした。
それにしてもこの日は本当に暑かった…2月なのにクーラーつけてました。
でも心配していた雨は降らず、センター前の芝生は屋台をのぞいたりお昼を食べるお客さんや、楽しそうに走り回る子ども達で賑わっていました。
因みにこの日はカワウが数百羽集まっていたそうで、干潟も大賑わいだったようです。


とよみ大橋と爬龍橋の間にある中洲のような場所に集結したカワウの群れ。この写真は2月8日に撮影したものですが、湿地祭り当日もこの辺りに集まっていたそうです。

午後の部についての記事はまた近々更新します。お楽しみに~!

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